宇宙飛行士はなぜイビキをかかないのか? それは、舌根におされた軟口蓋組織が気道へと沈下したときに気道がせまくなって振動音を発するというイビキのメカニズムにある。
無重力下においては舌根が下がらず気道が狭くならない、ということからイビキは発生しないのである。そして、日常の生活でも舌根を下がらせない方法とは口唇筋を鍛えることである。口唇筋とは口の周りの筋肉であり、十分な口唇筋をもっていると、睡眠時に口をつぐんでいる状態(閉じているのではなくつぐんだ)になり、舌が下がらず気道が狭くならないのである。
そして、この口唇筋を鍛える方法こそ著者が長い間開発研究をしてきた口唇筋ストレッチ器具『パタカラ』をつかったストレッチ方法なのである。このストレッチ器具はすでに全国の高齢者施設や歯医者などで15万個が使われており、口臭やリハビリに効果をあげているのである。著者自身が体験した喘息、イビキへの効果の他に、全国からよせられた『パタカラ』使用後の実例によると口臭、高血圧、ぽかん口、口内炎、脳障害の後遺症、痴呆症、生活習慣病、さらには顔のむくれ解消など、さまざまな効果があるということが報告されている。
本書では口唇筋の重要性について専門的、かつわかりやすく述べられており、本書を読み終えたとき、タイトルの意味の深さに気づくことだろう。口唇筋の重要性を知るためにも、必携の一冊となるに違いない。 |