一茶と女性(おんな)たち 小林一茶を理解する231句
小林雅文 著/2004.6発行/四六判/305P
小林一茶といいますとどんなイメージが湧くでしょうか?
子供や動物が好きで、人間味あふれた俳人だと思うかもしれません。
何万と残された一茶の俳句には実は女性を詠んだ句がたくさんあるのです。その中には3人の妻だけではなく、当時性を売っていた女性たちの喜びや悲しみ、美しさを織り込んだものもたくさんあります。これら女性にまつわる俳句から小林一茶の女性観、人間像に迫っていくのがこの本です。
薬理学者の著者が、一茶の日記や俳諧に出てくる民間治療法をの記述に注目し、妻や一茶自身が抱えていた病気を科学的根拠にもとづき明らかにしていきます。今まで一茶研究者が明かしてこない領域であった、一茶と女性や妻との関係に踏み込んだ力作です。俳句をたしなむ方だけでなく、江戸時代の風俗に関心のある方、当時の女性の生き方などに興味をお持ちの方にお勧めする一冊です。
目次
はじめに

第1部 一茶が俳諧師となった奉公先と医学的知識の一部分

 第1章 一茶の若き日の奉公先

 第2章 一茶の医学的知識
  1『いろは別雑録』
  2『日本興地新増行程記大全書込』
  3『治方刷物』


第2部 一茶と女性たち

 第1章 娼婦と一茶
  1心をうつもの
  2娼婦たちへの愛をうたった句
  3女郎をうたった興味深い句

 第2章 花嬌

 第3章 一茶が若き日に愛した女性―浦賀の思い出

 第4章 一茶が好意をもったもう一人の女性

 第5章 その他の女性たちをうたった句

 第6章 名をあげて女性をうたった句

 第7章 一茶と三人の妻たち
  1菊
  2雪
  3やを

 第8章 一茶の生みの母

 第9章 一茶の継母はつ


あとがき



本体価格:2,500円+税   


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